現在、フランスの美術大学で学びながら、自らも制作活動をされているYさん。
弊社もお手伝いをさせていただいた、フランスへの留学経験を活かして、活動をされています。
なんとその留学は社会人になってから!
社会人留学への決意や今に至るまでの経緯をお寄せいただきました。
好きなことに注力すべく、社会人留学へ
まずフランス留学を志した理由は、社会人になってから、大学の仏文科で学んだフランスの芸術への関心が高まり、実際にフランスで生活をしてみたいと考えたからです。
留学を決意したタイミングは新卒で入社した職場で 3 年間働いた頃でした。
職場環境には満足していましたが、20 代の半ばにさしかかり、当時の仕事に充てていたエネルギーを自分の好きなことに注ぎたいと思うようになりました。留学に興味があるもののどのように準備を進めたら良いのか分からず、留学エージェントをいくつか回り、フランス留学について話を聞きにいきました。最終的にたどり着いたのがアンジェラス留学さんでした。
私の漠然とした思いについて熱心に耳を傾け、親身になってプランを考えてくださったおかげで、自分がフランスにいる姿を想像でき、その1年後に留学へ行くことを決意しました。
ニースを経てパリへ
留学先を考える際、漠然とパリへ留学に行きたいと考えていましたが、
パリの生活費が他の町より高額になることと、まずは地方で暮らしてみるのが安心だと考え、地方都市から途中でパリへ引越をするプランを組むことにしました。地方都市をあまり知らなかったというのもありますが、アンリ・マティスやラウル・デュフィを魅了したニースで暮らしてみたいという想いもあり、ニースを選びました。結果としてニースとパリそれぞれでの生活を体験できたことはとても貴重な経験となりました。
フランス留学に行く前にすでにフランス語を学習したことがあるものの、フランスに着いた当初は簡単なフランス語も聞き取れず、ほとんど何も言うことができないレベル。しかし、語学学校で毎日学び、クラスメイトと拙いフランス語で会話を繰り返しているうちに少しずつ身についていきました。
語学学校では、フランスの現代社会や文化についての文章やオーディオを題材に、先生と生徒で意見を交わしながら進めていきます。
ニースもパリの語学学校も、アットホームな雰囲気でとても居心地がよく楽しく勉強をすることができたことが、私にとっては勉強が継続できたポイントだと思います。
フランスで本格的にアートを勉強したい気持ちが次第に高まりつつも、語学留学後は日本へ帰国をしました。身につけたフランス語を忘れないために、日本にあるフランス語学校で働きながらフランス語の勉強を続け、仏検準1級とDELF B2を取得しました。
フランスへふたたび
日本へ帰国してから二年後、
Campus Art というフランスアート留学のプラットフォームを利用し、最終的にEcole des beaux-arts Nantes Saint-Nazaire の classe préparatoire (準備クラス)にご縁をいただき入学しました。これは美術大学受験に備えるための予備校のような存在で、デッサンや版画、絵画などの授業をとおして現代美術の知識や思考を身につけました。
その後、ストラスブールにあるHaute école des arts de Rhinの1年生として正規入学することができました。今は1年生の1学期なので、様々な技術を試すような授業が中心です。
公立美術大学でも学校によって少しずつ異なりますが、私の学校は 2 年生から専攻別に分かれます。
今後の目標
今後の目標は、
フランスのギャラリーやアートセンターなどで働きアーティストを支援しながら、自らの制作を続けることがひとつの目標です。今までもそうだったように、視野を狭めず、その時々柔軟に可能性を広げていきたいです。
仏文科の一大学生で、その後 OL として働いていた自分が、現在フランスの美術大学で実践的にアートを学べていることに驚いています。ここに至るまで長い道のりでしたが、すべての経験が今のアートの勉強に活きていると思っています。アンジェラス留学さんが、最初の一歩を温かくサポートしてくださったことをいまでも大変感謝しています。
貴重な社会人留学のご体験談、誠にありがとうございました!
フランスでのご活躍、スタッフ一同心から応援しております!
フランス留学に興味がある方は、フランス留学専門カウンセラー在籍のアンジェラス留学までお気軽にお問合せください。メール宛先:info@angelus.co.jp