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テクノロジーの飛躍的進歩と東西冷戦体制の終焉により、今日の世界はますますボーダレス化を加速しております。そして日本にも国際化の荒波が押し寄せてきていることは周知の通りです。かつて鎖国をしたこともある島国日本もこうした時勢の前では、再び扉を閉ざして「東洋の神秘」の中でひとり安閑としていることは出来ません。そんなことをしようものなら、吹き荒れるグローバルスタンダード(欧米主導の国際基準)やインターネットの嵐に翻弄されてしまうでしょう。日本に生まれたのだから日本語が話せて日本の常識をわきまえていえればそれでいい、という時代ではもはやなくなっているのです。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫子の言葉がありますが、このグローバリゼーション(欧米基準の国際化)の激動を乗り切るには、まず相手を知ることが急務です。相手とはまずは現代の世界秩序を作っている欧米人であり、その背景にある欧米文化です。最近では日本の小学校でも英語教育が行われるようになり、多くの人々はいまだに英語を話せることが国際人の条件であると考えているようです。たしかに、世界中のインターネットで使用されている言語の80%以上が英語である以上、英語が必須の言語であることは間違いありません。しかし、言葉だけをマスターしてもその背景の欧米文化までしっかりと皮膚感覚で理解しないとかえって誤解や摩擦を生じることになりかねません。
では、どうやったらその皮膚感覚を掴めるか。それにはやはり留学が一番の早道です。それも短期間ではなく、1年間か出来ればそれ以上の長い期間、欧米で社会の一員として暮らすことが最も早く確実に欧米文化の本質を把握できる方法だと思います。そして更に言うならば、言語の習得しろ、異文化の理解にしろ、脳が柔軟で吸収が早い10代の若いうちから留学した方がより効果的であることは間違いありません。
有名中学や高校を経由して入学難易度が高いといわれている大学への入学を果たし、大企業に就職できればそれで人生安泰、という年功序列型時代はすでに去りました。国際化と個人の能力給システムがさらに浸透して行くこれからの時代を生き抜くには、真の語学力と国際感覚の両方が必要となるでしょう。その意味で、若い時代にそれらをしっかりと身につけられる中学/高校留学は必ずや皆様にとって将来への良き投資となると私どもは考えます。